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"ご遺骨が戻ってきたその日、私は自民党の国会議員が多く集まった勉強会で講演を行ってきましたが講演会の最後に 「遺骨収集に関して私は民主党政権に多くは期待していませんが、しかし、この問題は民主党ではなく..."

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ご遺骨が戻ってきたその日、私は自民党の国会議員が多く集まった勉強会で講演を行ってきましたが講演会の最後に


「遺骨収集に関して私は民主党政権に多くは期待していませんが、しかし、この問題は民主党ではなく、長年にわたって政権与党であった自民党の責任です。自民党がしっかりとこの問題に取り組んでこなかったから未だに115万体ものご遺骨が放置されています。保守政治を目指すとおっしゃるけれど、国のために亡くなった方々を放置しておいて保守などあるわけがない。自民党の責任としてこの問題を解決して頂きたい」

とお願いしてきました。自民党の議員さんやその関係者600人がシーンと静まり返りこれはひんしゅくだったかなぁ~と思いもしたが、私は事実を話したわけですから、ただしっかりと伝わってくれればそれでいいと会場を後にしました。その一週間後、会場にいらした森元総理からお便りが届き「野口さんの講演を聞きました。英霊の声なき声をしっかりと受け止めなければならないと肝に銘じました」と書かれてあった。また衛藤晟一先生は「野口さん、私も空援隊のメンバーに加わります。そして一度フィリピンでの遺骨収集に参加します」と空援隊の顧問議員団に加わってくださった。ちゃんと伝わっていたのだ。

 私は度々、この遺骨収集活動にイデオロギーを持ち込みたくないと発言してきました。なかには「遺骨収集を行うとはお前はあの戦争を美化しているのか」などといった声を未だに耳にすることがありますが、そんな話ではない。あの洞窟の現場で散乱したご遺骨を目にして誰が戦争を美化するものかと、甚だ見当違いである。

 そんな事ではない。国のために亡くなった方々に対して冷たい国は、そんな国はいずれ必ず滅びていく。これから先の日本を思えばこそ、この活動はしっかりとやらなければならない。したがってこの活動に自民党も民主党もない。超党派での活動であり、また国会議員や官僚だけの役割ではなく全ての国民にも何らかの形で加わって頂きたい。また知って頂きたい。何故ならば私たちの国、日本のために亡くなってくださった方々なのですから。全ての日本人にとって無関係ではないということ。年が明けたら再び遺骨収集を開始。私は来年3月、再びフィリピンに向かいます。



- アルピニスト・野口健のブログ:4370体のご遺骨祖国に戻る - livedoor Blog(ブログ) (via kml) (via dannnao, fmfy)
2009-12-27 (via gkojay, gkojay) (via gkojay) (via anexile, anexile)

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